Alphabet(GOOGL)の2026年第3四半期決算:Google Cloud売上高が倍増、フリーキャッシュフローは赤字に
Alphabetは10月28日、2026年第3四半期の売上高が1,275億8,000万米ドルとなり、前年同期比25%増加したと発表しました。Google Cloudの売上高は2倍以上に拡大し、307億1,000万米ドルに達しました。
希薄化後1株当たり利益(EPS)は前年同期の2.87米ドルから2.12米ドルに低下しました。設備投資が前年同期の2倍以上となる513億6,000万米ドルに増加した結果、フリーキャッシュフローは90億7,000万米ドルのマイナスに転じました。
Reutersによると、Alphabet株は時間外取引で約10%下落しました。投資家は検索事業の成長鈍化と、AIインフラ構築にかかる巨額の費用を懸念しています。
MEXCでは、GOOGLUSDT無期限先物契約が決算発表後の最初の1時間で8.7%下落し、米国東部時間午後9時には9.1%安となりました。
要点まとめ
売上高: 1,275億8,000万米ドル、前年同期比25%増。LSEG予想の1,282億米ドルをわずかに下回りました。
Google Cloud: 売上高は103%増の307億1,000万米ドル。営業利益率は23.7%から36.2%に上昇し、受注残高は5,610億米ドルに達しました。
検索: Google Search & otherの売上高は12%増の633億5,000万米ドル。広告売上高全体は820億1,000万米ドルで、市場予想の834億米ドルを下回りました。
キャッシュフロー: 第3四半期の設備投資は513億6,000万米ドルで、フリーキャッシュフローは90億7,000万米ドルのマイナスとなりました。Alphabetは自社株買いを実施しませんでした。
見通し: 2026年の設備投資予想を1,950億~2,050億米ドルに据え置き、2027年は大幅に増加する見通しを示しました。
MEXCの値動き: GOOGLUSDTは決算発表後の最初の1時間で326.03 USDTから297.81 USDTに下落しました。取引額は前日の同じ時間帯の84倍となりました。
Alphabetの2026年第3四半期決算の概要
以下の数値はすべてAlphabetの2026年第3四半期決算発表に基づいています。
売上高: 1,275億8,000万米ドル、前年同期比25%増。為替変動の影響を除いたベースでも25%増となり、13四半期連続で2桁成長を達成しました。
営業利益: 405億8,000万米ドル、30%増。営業利益率は31.8%。
純利益: 261億7,000万米ドル、25%減。
希薄化後EPS: 2.12米ドル。前年同期は2.87米ドルでした。
設備投資: 513億6,000万米ドル。前年同期は239億5,000万米ドルでした。
配当: 1株当たり0.22米ドル。12月7日時点の株主を対象に、12月14日に支払われる予定です。
売上高が25%増加したのにAlphabetのEPSが減少した理由は?
EPSの低下は、株式などの持分証券投資で86億6,000万米ドルの損失が発生したためであり、主力の営業事業が弱体化したためではありません。
この損失により、その他の収益・費用は82億2,000万米ドルの費用となりました。前年同期は127億6,000万米ドルの利益を計上していました。
Alphabetによると、この損失によって純利益が67億米ドル、希薄化後EPSが0.55米ドル押し下げられました。
この影響を加え戻すと調整後EPSは2.67米ドルとなりますが、それでもアナリスト予想の3.02米ドルを下回ります。つまり、この調整後も利益は市場予想に届きませんでした。
営業費用も急増しました。Alphabetの全社レベルの活動に伴う損失は、44億7,000万米ドルから76億6,000万米ドルに拡大し、Other Bets(その他の新規事業)は20億5,000万米ドルの損失を計上しました。
Google Cloudの売上高が倍増、検索事業の成長は鈍化
Google Cloudは今四半期の最大の成長分野でした。売上高は103%増の307億1,000万米ドルで、第2四半期の82%増から成長が加速しました。営業利益は3倍の111億2,000万米ドルとなりました。
Reutersによると、Google Cloud責任者のトーマス・クリアン(Thomas Kurian)は決算説明会で、Googleが独自開発するTPUチップの販売が重要な売上高の貢献要因になっていると説明しました。AlphabetはGoogle Cloudの受注残高が5,610億米ドルに達し、その55%超が今後24か月以内に売上高として計上される見込みだと明らかにしました。
この成長率は、当社のAlphabet 2026年第3四半期決算プレビューで重要な基準として挙げた約92%も上回りました。
一方、広告事業の成長は緩やかでした。
Google Search & other: 633億5,000万米ドル、12%増。
YouTube広告: 112億1,000万米ドル、9%増。
Google Network: 74億6,000万米ドル、1%増。
サブスクリプション、プラットフォーム、デバイス: 142億9,000万米ドル、11%増。
広告売上高全体は820億1,000万米ドルとなり、アナリスト予想の834億米ドルに届きませんでした。
この差は重要です。検索事業は引き続きAlphabetの利益の大部分を生み出しているためです。Google Servicesの営業利益は391億6,000万米ドルで、Google Cloudの111億2,000万米ドルを大きく上回りました。
AIの利用も増え続けています。CEOのスンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)は、Geminiアプリの利用者数が10億人に達したと述べました。第2四半期の月間アクティブユーザー数は9億5,000万人でした。また、Googleの自社開発モデルは、API経由で毎分約320億トークンを処理しています。
AI設備投資が拡大、フリーキャッシュフローはマイナスに
設備投資は第2四半期の449億2,000万米ドルから14%増加し、前年同期比では2倍以上となりました。
営業キャッシュフローは422億9,000万米ドルに減少しました。その結果、フリーキャッシュフローは90億7,000万米ドルのマイナスとなり、第2四半期の58億6,000万米ドルのマイナスからさらに悪化しました。
Reutersによると、アナリストはフリーキャッシュフローがほぼ収支均衡になると予想していました。
Alphabetは今四半期に自社株買いを実施しませんでした。前年同期の自社株買い額は115億米ドルでした。
同社は資金調達も実施しました。市場価格での随時発行制度(ATM)を通じてクラスA株を43億米ドル、クラスC株を81億米ドル売却し、さらにシニア債の発行によって287億米ドルの純資金を調達しました。
それでも9月末時点で、Alphabetは2,651億米ドルの現金および市場性有価証券を保有していました。
Alphabetが示した2026年と2027年の設備投資見通し
CFOのアナト・アシュケナジ(Anat Ashkenazi)は、2026年の設備投資予想を1,950億~2,050億米ドルに据え置きました。これは第2四半期に示されたレンジと同じです。
同氏は、2027年の設備投資が大幅に増加すると述べましたが、具体的な金額は提示しませんでした。また、TPUチップの在庫積み増しがフリーキャッシュフローにさらなる圧力をかけると警告しました。
投資家にとって、現在の焦点はそのタイミングです。5,610億米ドルの受注残高は需要の強さを示していますが、関連する現金支出は売上高が計上されるより先に発生します。
MEXCでGOOGL先物は決算にどう反応しましたか?
MEXCのGOOGLUSDTは決算発表直後から株価と同じ方向に動き、米国時間の夜間も取引が続きました。
2026年10月28日午前8時~午後9時(米国東部時間)のMEXC GOOGLUSDTの時間足終値と取引額。出典:MEXC。
価格: 午後3~4時(ET)の時間足は326.03 USDTで終了しました。その後、午後5時までに297.81 USDTへ下落し、下落率は8.66%となりました。午後5~6時の間には288.24 USDTまで下落し、安値時点の下落率は11.6%に達しました。午後9時には296.41 USDTとなり、9.09%安でした。
取引活動: 最初の1時間の取引額は約1,026万USDTで、前日の同じ時間帯の84倍、過去24時間の平均時間当たり取引額の47.5倍でした。米国市場終了後の5時間の取引額は約1,741万USDTで、午前9時~午後4時(ET)に取引された338万USDTの約5倍となりました。
指数価格に対するプレミアム: 時間足終値と指数価格の乖離は約10ベーシスポイント以内に収まっていました。このため、契約特有の圧力というより、原資産である株式の値動きを反映していたと考えられます。
資金調達率: GOOGLUSDTの資金調達料は8時間ごとに決済されます。決算発表後最初の10月29日00:00 UTCの決済では、資金調達率が0.0666%となり、発表前の0.0143%から上昇しました。これは過去8回の決済で最高の水準です。資金調達率がプラスであることはロングポジションの保有コストを意味し、強気のトレーダーの人数を示すものではありません。
MEXCでGOOGLの値動きを追跡する方法
MEXCのGOOGLUSDT無期限先物契約では、Alphabetの決算発表時やNasdaqの取引時間外でも24時間365日、値動きを追跡できます。詳しくはMEXCで株式先物を取引する方法をご覧ください。
MEXCの現物市場では、AlphabetのクラスA株式をトークン化した資産であるGOOGLONも提供されており、同社株価へのエクスポージャーを得る別の方法となっています。
株式そのものの保有を検討している対象ユーザーには、MEXC RealStocksという別の選択肢があります。利用可能な地域と対応する証券を直接ご確認ください。
無期限先物契約には配当を含む株主権はなく、資金調達料、レバレッジ、強制清算などのリスクがあります。
Alphabetの過去の決算発表日や株価反応は、当社のGoogle決算日ページでも確認できます。
よくある質問(FAQ)
Alphabetの2026年第3四半期決算は市場予想を上回りましたか?
いいえ。売上高1,275億8,000万米ドルはLSEG予想の1,282億米ドルをわずかに下回り、調整後EPSの2.67米ドルも予想の3.02米ドルに届きませんでした。ただし、Google Cloudは103%の売上高成長で予想を上回りました。
2026年第3四半期決算後にAlphabet株が下落した理由は?
検索事業の成長率が12%に鈍化し、広告売上高が予想を下回り、フリーキャッシュフローが90億7,000万米ドルのマイナスとなったことが背景です。さらに、Alphabetが2027年の設備投資の大幅増加を示唆したため、株価は時間外取引で約10%下落しました。
2026年第3四半期のGoogle Cloud成長率は?
Google Cloudの売上高は103%増の307億1,000万米ドル、営業利益は111億2,000万米ドルとなり、営業利益率は36.2%でした。受注残高は5,610億米ドルに達しました。
Alphabetの設備投資予想はいくらですか?
Alphabetは2026年の設備投資を1,950億~2,050億米ドルと予想しています。2027年には大幅に増加する見込みですが、具体的な金額は示していません。
AlphabetのEPSが前年同期を下回った理由は?
持分証券投資で86億6,000万米ドルの損失が発生し、希薄化後EPSを0.55米ドル押し下げました。報告EPSは2.12米ドルで、2025年第3四半期の2.87米ドルから低下しました。
MEXCでGOOGL先物は決算にどう反応しましたか?
GOOGLUSDTは決算発表後最初の1時間で8.66%下落し、米国東部時間午後9時時点では9.09%安でした。最初の1時間の取引額は前日の同じ時間帯の84倍となりました。
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