コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、自社が高リスク商品を若年層や経済的に弱いユーザー向けに推奨しているとの批判に対応した。成人の選択権を制限しない、責任ある商品設計を求めた。
Zcash創設者のズーコ氏は、公然とコインベースがスポーツベッティングやビットコイン(BTC)価格予想を未経験ユーザーに推奨していることを批判した。アームストロングCEOは緊張関係を認め、企業はユーザーの自由とプラットフォームの責任の間でバランスを取る必要があると述べた。
アームストロングCEOはXで、未熟なユーザーに高リスク商品を積極的に推奨すべきではないと主張した。商品を利用可能にすることと、リスクへの対応力が乏しい人々に積極的に勧めることには明確な違いがあると述べた。
この立場から具体的な対策も3点挙げた。リスク開示の明確化、金融リテラシーツールの内蔵、利用者が希望商品を選べる設定オプションの整備である。これらは成人の利用権を奪うことなく、より個別化された体験の実現につながるとした。
また、ズーコ氏の批判は、コインベースが未経験ユーザー向けにビットコイン価格予想やスポーツベッティングを露出させている点に向けられている。そのような過度なアプリ内プロモーションは「一線を越えている」とアームストロングCEOは指摘。商品自体の提供は認めつつも、宣伝手法に問題があるとした。
コインベースのアームストロングCEOは最近、自社のビットコイン市場観について、AIによるコスト削減と幅広い商品拡充を指摘した。責任ある商品設計は、成長戦略に先んじて伴う必要があるとした。しかし、その実現度をめぐり、利用者保護が追いついているのかとの疑問も噴出している。
同時に、 コインベースの2026年の商品方針も注目が集まり、企業の方向性に対するセンチメントが反映されている。批判者は、機能拡大がユーザー保護の強化を上回っていると主張。ズーコ氏による最近の公開批判で、こうした緊張が一段と鮮明になった。
コインベースは取引所外でも、BaseチェーンB20やルクセンブルクMiCAハブの展開など、事業領域を拡大している。この広がりは、ユーザー層ごとに一律の設計基準を適用する難しさを増している。
スポーツ予想市場の存廃自体についても、アームストロングCEOは言及した。こうした判断を民間企業単独に委ねるべきではなく、民主的プロセスによる議論が適切とした。
この立場は2種類の責任を区別している。商品が存在すべきか否かという問題と、プラットフォーム上でどう推奨するかは異なる課題とした。
コインベースのアームストロングCEOは、利用者参加型の管理や個別化リスク設定を含む設計標準の厳格化を支持している。ただし、企業による自主規制ではなく、規制当局による枠組み作りが中心課題との認識を強調した。
