ソラナ(SOL)は過去1カ月で約20%下落し、長期保有者が売却のためコインを取引所に移動させている。一方、オンチェーンの取引高、すなわちソラナ・ネットワーク上のアクティビティは約39%増加している。
この急増の多くは、ミームコインのローンチパッドやパーペチュアル取引から発生している。
取引所ネットポジション変化は、取引所への純トークンの流入・流出を追跡する指標で、今月大幅に上昇している。この数値が上昇するということは、流出よりも多くのコインが取引所に移動していることを意味する。
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6月11日には約5万7336SOLだったが、6月25日には約141万650SOLに達し、約25倍、率にして約2400%の増加となった。
取引所へのコイン移動は、保有者が売却の準備を進めていることを示唆する。実際、売却の大部分は取引所ウォレットで発生するためだ。2週間にわたり一定して増加しており、こうしたソラナの売り圧力が単発の売りではなく、継続的なものだと示している。
保有者が売却に動いている中、取引高データが一つの疑問を投げかける。誰がまだ取引しているのか。
ソラナのDEX(分散型取引所)取引高、すなわちチェーン上で行われるトークンスワップのドル建て総額は、逆の動向を示している。7日間の平均は1日あたり約17億3000万ドルで、1カ月前の約12億4000万ドルから約39%増加した。
ソラナのネットワーク手数料、すなわちユーザーが取引時に支払う総額も、24時間で約720万ドル、30日間で2億ドルと高い水準を維持している。
手数料が安定していることは、ブロックスペースへの実需があることを示し、ユーザーのアクティビティが継続していると考えられる。
この違いは特に顕著である。ソラナTVL(チェーンのDeFiアプリに預けられた資産の総額)は約13%減少し、47億4000万ドルとなった。しかし、この減少の多くは、TVLの大部分がSOLで保有されていることから資産価格の下落によるもので、ユーザーによる引き出しではない。アクティビティは拡大する一方、ロックされた価値は下落している。
こうした活動の増加は全体に均等ではなく、特定の取引所やトークンに集中している。
ごく少数の分散型取引所が大半の取引高を担っている。24時間のアクティビティで際立つソラナ主要DEXは次の通り。
注視すべきは、その構成にある。OrcaやRaydiumといった既存の取引所に加え、BisonFiやAlphaQのように馴染みの薄い新興プラットフォームの取引も増えている。新規取引所からこれほど大きな取引高が出る場合、その多くが本当に自然発生的なものか疑問が残る。
ガス代のデータを見ると、ユーザーが何に対して実際に支払いをしているかが分かる。ミームコインやトレーディングアプリが上位を占めており、PumpSwapは1日あたり約129万ドル、pump.funは約73万ドルを集めている。これは、Jupiterのパーペチュアル取引所やトレーディングターミナルAxiomを上回る水準である。
ここから本当の原動力が見えてくる。ソラナのネットワークは価格下落が示す以上に活発に使われているが、その主役は新規取引所やミームコインの流入にある。ブームが持続的な需要につながるかは依然不透明で、売りが続く間は判断が難しい状況。


