XRPが急落を続けている。市場全体の混乱がトークンを心理的な1ドル水準割れに追い込んでいる。直近で1.01ドルを割り込んだことで、より下方のサポートゾーンへの下落リスクが高まっている。
今後数回の取引で、上昇派が主導権を取り戻すか、さらなる急落に入るかが決まる見通し。
マクロ環境の悪化が影響している。ビットコインが一時5万9000ドル割れとなり、イーサリアムも1600ドルのサポートゾーンを下回る展開が続いている。この影響で暗号資産市場全体で弱気ムードが広がり、XRPも同様に売り込まれている。
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BeInCryptoのデータによると、XRPは過去24時間で約3.31%下落。売り圧力が弱まるどころか加速している状況。週足では下降チャネル内の取引が続き、全ての主要な時間軸で売りが優位な構造となっている。
1.01ドルはその圧力に耐えきれなかった。このゾーンはこれまで何度も下落局面を吸収して機能してきたが、繰り返される反発失敗が影響し、市場構造ではサポートから一転して新たなレジスタンスへ転換した。
現行水準の下には、取引の少ないゾーンが控える。0.88~0.73ドルでは出来高分布が極端に薄く、いわゆる「ボリュームギャップ」が生じている。このため供給を吸収する買い手が少なく、相場が一気に動くリスクが高まっている。
この相場構造で弱気バイアスが強く維持されている。トークンは高出来高の価値帯を下抜けし、週足ベースでも世界中の主要取引所で短期的な回復シナリオが遠のいている。
強気派が主導権を取り戻すには、1.05ドル水準のサポート維持と、過去数週間で全ての反発を上値で抑えてきた下降トレンドラインの突破が不可欠となる。
この2条件が重ならない限り、下値模索の流れは続く。最初の下値ターゲットは0.86~0.87ドルで、わずかな需要が下落の勢いを抑える可能性もあるが、そこを割ると次のターゲットは0.73ドルになる。
心理的な1ドルの水準はリスクゾーンの中間に位置する。この水準の明確な下抜けは、新たなストップロス発動だけでなく、個人投資家のセンチメントにもさらなる悪影響を与える。このため、このラインの防衛が重要であり、XRP市場の短期的な安定には不可欠な条件となる。
市場参加者は今後数日間の終値動向を注視している。1.05ドルを上抜けしてクローズすればリリーフラリー(自律反発)への展開となる。一方、現水準より下での終値が続けば下降トレンド継続が明確となり、0.73ドルへの接近が現実味を増す。
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