XRPは過去2022年以来見られなかった売られ過ぎ水準まで週足RSIが低下する中、最後の主要サポートである1.04ドル付近へ向けて下落している。
XRP価格は1.04ドル前後で推移し、過去24時間で約3.7%、週間で11%超下落している。テクニカル指標、オンチェーン指標ともに同様の傾向を示す。
10万ドル超のクジラ取引件数はレンジ下限まで減少。サンティメントによれば、この指標は約90と2月初旬の898付近のピークから大きく下落している。
大口保有者の確信度が弱まっていることを示す。直近のオンチェーン報告では主要クジラがポジションを減らす動きが見られ、押し目買いは限定的であった。
SNS上の存在感も同様の状況だ。指標は0.259%付近で推移し、3月末や5月中旬の急騰時を大きく下回っている。
こうした注目度の急騰も値下がりを止めるには至らなかった。価格下落時に話題は増えたが、その後急減し、個人投資家からの新規需要は限定的であった。
2指標とも価格低下に伴い下落傾向。これは一般に積み増しではなく売却局面で見られる現象で、反転に必要な下支えを欠く要因となる。
6月初旬のオンチェーン報告も同様の変化を示す。最大クジラ層は5月末までに供給量シェアを減少させ、保有を増やさなかった。
週足チャートでは、XRPは3.66ドル高値から引かれる下降トレンドラインの下で推移。価格は4回連続で同ラインを上抜けできずに跳ね返された。
XRPは2025年7月の過去最高値から50%超の下落。以降、階段状に下値を切り下げている。
チャート構造は安値・高値ともに切り下げを示す。価格はシンメトリカル・トライアングルも下抜けし、当面の目標は0.73ドル付近。
XRPは現在、0.786フィボナッチ水準(1.17ドル程度)付近の最後の主要サポートを割り込む動き。週足出来高も減少しており、買い意欲の乏しさがうかがえる。
1.17ドルを下抜けると、0.73ドル付近まで目立つ支持線は見当たらない。週足終値がこの水準を下回れば、下落トレンドが確定する。
週足RSIも弱さを裏付ける。2022年以降上昇サポートラインで推移し、2024年7月と2025年後半に下支えられていた。
2026年初に同ラインを下抜け。RSIは5月に下から再び接したが、抵抗帯となり28付近まで売られ過ぎ水準に低下した。
30を下回る水準は2022年以来見られなかった。現状ではトレンド継続が示唆されている。
これら総合的な状況から、短期的な弱気見通しが継続。今後数カ月は下押し圧力が続く可能性がある。
極端な売られ過ぎでは一時的な反発もあり得る。しかしトレンドライン割れや需給の弱さが中長期では下向き方向を優勢にする。
週足終値が1.17ドル回復し、RSIもトレンドラインを上抜ければ弱気シナリオが後退する。そうでない限り目先の下値目標は0.73ドル付近。
現状、XRPは最後のサポート付近で推移し、次週の終値の動向がトレンドの分かれ目となる。

