予測市場プラットフォームのKalshiが、約4兆ドルの評価額で資金調達を協議中である。
ファイナンシャル・タイムズが関係者の話として伝えたところによると、今回の資金調達ラウンドは第3四半期に完了する見通し。
今回の資金調達は、先月完了した10億ドルのシリーズF 調達に続くもの。そのラウンドで同社の評価額は2兆2000億ドルとなった。同ラウンドはCoatueが主導。他にもSequoia Capital、Andreessen Horowitz、IVP、Paradigm、Morgan Stanley、ARK Investが出資した。
Kalshiの評価額は急速に上昇している。2025年12月時点で同社の評価額は1兆1000億ドルだったが、昨年初めにはおよそ5000億ドルだった。これは予測市場へのウォール街資本流入の勢いを示す。
一方、ライバルのPolymarketはKalshi との差を広げられている。同プラットフォームは4月に約400億ドルの資金調達について投資家と協議したとされ、評価額は1兆5000億ドルを目指す。
Kalshiは資金調達についてコメントを控えている。
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資金調達の動きは、同プラットフォームがスポーツ関連の契約を巡り州による規制強化の動きと争う中で行われている。Kalshiはイリノイ州当局を連邦裁判所で提訴した。訴状はSB3019法案を問題視している。
同法案はスポーツを対象とした予測市場の契約を「取引所賭博」と見なし、Kalshiに州のゲーミングライセンス取得を義務付ける内容。ライセンス維持に数百万ドルが必要となり、従来の契約提供継続が難しくなる。
Kalshiは同規制が連邦最高法規条項(Supremacy Clause)に違反すると主張。商品先物取引委員会(CFTC)が連邦指定市場におけるイベント契約について独占的管轄権を有するとしている。
訴状はSB3019が7月1日に施行されると指摘。Kalshiは、それ以外なら契約停止か高コストの州ライセンス取得か、あるいは刑事罰リスクのいずれかを強いられることになると警告している。
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