ドイツ銀行は、米連邦準備制度理事会(FRB)が3回から4回の利上げを実施した場合、金価格が1オンス当たり約3800ドルまで下落する可能性があると警告した。このシナリオは、金相場の一段安を招く見通し。
下落シナリオは新たな予測引き下げと並ぶ。ドイツ銀行は先立ってゴールドマン・サックスが年末目標を1オンス当たり5400ドルから4900ドルに引き下げた動きに続く形。
銀行は火曜日に公表したノートで、「タカ派が強気派を市場から締め出している」と指摘。同銀行は現在、第3四半期の金相場を1オンス当たり4300ドルと予想しており、これは従来予想から22%超の下方修正。第4四半期の予想は4800ドルで、年末目標も従前比で約17%引き下げとなる。
アナリストのマイケル・シュエ氏は、第4四半期見通しの修正ではFRBが金利を据え置く前提としているが、利上げが続けば計算は変わると述べた。
3回から4回の利上げが実施されれば、金相場は現在水準から7%程度下落しうるとの警戒。米国金融政策の先行き観測が揺れる中での見解。
特に、バンク・オブ・アメリカも最近、2026年にFRBが最大で3回の利上げを行う可能性を示唆した。
ドイツ銀行は、FRB利上げ観測の織り込みと米国経済指標の底堅さが金価格の重しになっていると付け加えた。
高金利は実質利回りを押し上げ、金は利息を生まないため価格圧力となる。こうした利上げ予想の変化がすでに直近の売り圧力をもたらしている。
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金価格は3月初旬から21%超下落。1月に記録的高値を付けた後、米・イランの対立を受けてエネルギー価格が上昇し、利上げ観測が強まったことで反落した。
スポット金はすでに4100ドルを下回っている。水曜日時点で1オンス当たり4088ドル近辺となり、当日だけで約1%下落。
米連邦準備制度理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ議長は初のFOMC会合で金利据え置きを決定した。ただし、政策担当者18人のうち9人が2026年に最低1回の利上げを予測している。
こうした発言のトーン変化が金相場下落リスクを強調し、3800ドルまでの下落余地も引き続き警戒される状況。
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