マイクロン・テクノロジー(MU)の株価は月曜日に5%近く上昇した。メモリーメーカーの同社が、AIラボのAnthropicとの間で、チップ設計、長期供給、資本参加を含む戦略的提携を発表したためである。
この発表は、マイクロンが2024年度第3四半期決算を公表する2日前に行われ、AIメモリー需要が同社の成長をどのように後押ししているか、投資家の注目が集まっている。
マイクロンは月曜日にAnthropicとの提携を発表した。最先端AIモデルとメモリーハードウェア設計をつなぐ架け橋として協業を位置付ける。両社はAIの学習や推論向けに最適化したメモリー・ストレージサブシステムを共同開発する。
また、本提携によりマイクロンのデータセンターポートフォリオ全体にわたる複数年の供給契約も締結した。対象は高帯域メモリー、DRAM、SSD(ソリッドステートドライブ)など。
これにより、Claudeの利用が拡大する中、Anthropicはコンポーネントの安定供給を受けられる。
Anthropicの規模を踏まえると、供給保証の意義は大きい。同ラボの年間売上高は5月時点で470億ドルを突破し、直近の資金調達では評価額が965億ドルに達した。現在のうちにメモリー調達を確保することは、AIチップが供給不足となる市場環境への備えとなる。
マイクロンはAnthropicのシリーズHラウンドでも戦略的持分を取得。これにより同社は、世界の主要メモリーメーカーであるサムスン、SKハイニックスとともにAnthropicのインフラ支援企業として名を連ねた。
またマイクロン社内でもClaudeを導入し、エンジニアリングやコーディング業務の高速化を図っている。
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マイクロン(MU)株は日中5%近く上昇し、AIメモリー需要の拡大を背景に上昇基調を継続した。
マイクロンの株価は6月18日に1,130ドルを突破し、2026年には3倍を超えた。きょう時点で過去最高値の1,192ドルを上回っており、水曜日の決算発表を控えて活況な決算週を締めくくる形だ。
このタイミングは、メモリー価格が急騰している現状を反映。ドイツ銀行のメリッサ・ウェザーズ氏は6月17日、目標株価を1,000ドルから1,500ドルに引き上げた。
TDコーウェンのクリシュ・サンカル氏も同水準とし、2027年の1株当たり利益見通しを約150ドルと予想した。
両アナリストとも、メモリー不足は2028年まで続くとみている。
ただし、全ての投資家がマイクロンをAI最有力銘柄と見なしているわけではない。ウォール街の一部ストラテジストは、マイクロンよりもエヌビディアに投資妙味があるとし、AIインフラへの安定的なエクスポージャーに強みがあると指摘する。
水曜日の決算発表では、Anthropicとの提携が本当に持続的な需要パイプラインを示すのか、それともタイムリーな話題作りに過ぎないのかが注目される。
メモリー供給の逼迫と価格上昇を踏まえ、マイクロンのガイダンスは直近四半期以上に、2027年の見通しに注目が集まる可能性がある。
