LABが1日で19%超上昇し、クジラによる新たなロング積み増しで価格が17ドル台を回復した。短期足のパラボリックカーブが19ドル接近を示唆している。
この動きは7ドル台のサポート帯からの反発を延長するものとなった。大口保有者が価格を下支えし、安値を切り上げてきた。オンチェーンのポジショニングやモメンタム指標からも買い手優勢の状況がうかがえる。
クジラのポジショニングは明確に強気方向で傾いている。名目上のロング・ショート比率は260.67%に達し、ロングは214人の追跡対象クジラ全体の2.6倍規模となる。
ロングポジションの129クジラは、平均取得価格10.25ドルで2758万ドル分保有している。このグループの含み益率は92.24%に達し、実現していない含み益は473万ドル。
一方、ショートの85クジラは対照的な状況となっている。平均取得価格10.85ドルで1058万ドルを保有しながら、含み益はわずか4.70%のみ、含み損は130万ドルに上る。
短期フローでもこのバイアスが確認できる。直近1時間では、買いに動いたクジラが67人、売ったクジラが35人となり、正味買い越しは49万ドルと、売越し17万9000ドルを大きく上回った。
この積み増し傾向は他のアルトコインでも最近みられるクジラの買い事例とも共鳴する。13ドル台を明確に割り込むと、ロング解消の兆候となりうる。
日足チャートでは、LABは16ドル台を回復し、19%超上昇のローソク足を記録した。5月29日の安値から7ドルサポートに反発し、安値も切り上げている(青丸)。
トークンは現在、0.5フィボナッチ戻し水準(16.03ドル)でレジスタンスと対峙している。買いが優勢の場合、次の上値目標は0.382水準の18.84ドル近辺となる。
モメンタムもクジラの強気バイアスを裏付けてはいるが、警戒も必要だ。日足RSIは65近辺まで上昇し、強気ゾーンへ向かっている。
時間足チャートでは、RSIは上昇トレンドの並行チャネル内で推移し、中間線やや上で推移している。過熱域への上昇余地はまだ残る構造。
ただし、今回の上昇は薄商いのなか進行している。出来高を伴わない過熱圏への急伸は急な押し戻しに転じやすい。現在の強気指標も、買い継続が伴わなければ反転リスクが高まる。
時間足チャートでは、LABは5月29日安値以降、急なパラボリックカーブを描いてきた。現在15.46ドル前後で推移し、0.5フィボナッチ戻し水準の16.03ドルが直近レジスタンスとなる。
明確に上抜けると、次は0.382フィボナッチの18.84ドル(19ドル手前)がターゲットとなる。この水準は現価格より22%ほど上にあり、相場の次なる抵抗帯とも重なる。
目先も勢いが勝る形。ただし、パラボリック構造が長続きすることは少なく、この上昇波の出来高が少ないことも急反落リスクを内包する。
重要な下値支持は0.618フィボナッチの13.21ドルで、クジラも注視する13ドル帯となる。ここを割り込むと強気シナリオは無効化され、0.786水準の9.20ドル台が警戒ラインとなる。
ファンダメンタルズもリスク要因となる。8月には2億8200万枚のトークンロック解除が予定されており、6月の大幅下落(過去最高値27.96ドルから77%安)から回復基調にある市場を再度圧迫する可能性。
現時点でLAB価格はサポート水準を上回り推移し、19ドルを視野に入れるが、13ドルがトレンドを左右する重要な水準となる。

